みやのもりの家 地盤改良

 先日地鎮祭を行ったみやのもりの家で地盤改良工事が行われています。

 敷地は地盤が比較的良い地域にありますが、地盤調査の結果表層に脆弱な自沈層が見受けられ、なんらかの対策が必要でした。地面下3.0m程度には強固な支持層があることが分かり、建物の荷重をその層に伝える方法をあれこれ検討した結果、今回は柱状地盤改良の一つである東翔式コラム工法を採用しました。支持層が比較的浅い低層~中層の建築では、既成コンクリート杭による地盤改良よりもコストメリットがあり、土質に影響を受けにくく、水平力への抵抗も期待できるのが採用の理由です。

小型ショベルの先端に専用ドリルを着けた重機で掘削します。
セメント液を注入し、土と共に撹拌します。セメント液が跳ねるのでコンパネでガードしています。

 小型ショベルの先端に専用のドリルを取り付け、支持層まで掘削後セメント液を注入して、周囲の土もろとも撹拌し硬化させます。柱状の改良体が出来上がり、所定の強度が出るまで養生したあと、その上に基礎をのせることになります。今週いっぱいの施工・養生となり、来週からは根切(地面を掘る作業)にうつります。

施工後、所定の強度が発現するまで養生します。強度の確認は供試体を潰して行います。

 現場確認の後、高校時代の友人がやっている円山の「レストランとと」で昼食をとりました。札幌ではコロナにより、この日から飲食店でのアルコールの販売が終日禁止というえげつない状況になっています。そんななか、オリジナルのノンアルサワー等、創意工夫で頑張って営業していました。円山界隈へお出かけの際は是非「レストランとと」にお立ち寄りください。

 それにしてもこの閉塞感しかない状況はいつまで続くんでしょうか。はやく通常運転に戻り、平穏な日々を過ごせることを切に願うしだいです。